-WHSのポイント-
ワールドハンディキャップシステムの誕生
これまで世界には、USGA、ゴルフ・オーストラリア、ナショナルゴルフ連盟協議会(英国およびアイルランド)、ヨーロッパゴルフ協会、南アフリカゴルフ協会、アルゼンチンゴルフ協会の各団体が運用する計6つのハンディキャップ(以下HDCP)システムが存在があります。日本ではUSGAのシステムを採用しています。これらのシステムはそれぞれの地域ではとても有効に機能していますが、世界的な視点でみれば各々の特徴や計算方式の違いなどで同じ技量のプレーヤー同士であってもシステムによって数値に差異が生じ得るという課題もありました。
本当の意味で世界中のプレーヤーが公正かつ公平に競い合える世界統一HDCPシステム構築の機運が高まり、研究と議論を重ね、ワールドハンディキャップシステムが完成しました。
2017年には世界15カ国でWHS案に対する調査を実施。5万2000件の回答があり、WHSの理念に賛同する意見が76%。反対意見はわずか2%でした。WHSはそれぞれの既存HDCPシステムが持つ利点を検討し、誰でも受け入れ、理解・運用しやすく、且つ正確性と完全性を損なうことがないように設計されています。
=ハンディキャップの目的=
ハンディキャップの目的は、「ゴルフ」を楽しむことです。ゴルファーの中には「HDCPを持つほど上手じゃない」、あるいは「HDCPを取れるほどプレーしていない」と考えている方がいます。でも、実際はそんなことはありません。プレー回数が少ない方でもHDCPを保持できるように進化し、HDCPを持てば、ほかのゴルファーと公平に楽しく競い合えるだけでなく、自分自身の上達の経緯も数値として具体的に把握できる。それによって、ゴルフに対するモチベーションがより高くなるという効果も期待できるます。
まだ、ハンディキャップを取得していないゴルファーの皆さん、ハンディキャップインデックスを取得して、ゴルフをもっと楽しみましょう!
WHSの14のポイントを動画で解説していきます。