来春に日本でもスタートする、WHS(ワールドハンディキャップシステム)。
日本国内での普及に取り組む、日本のリーダー JGAハンディキャップ委員会委員長 今城瑛夫氏に話を聞いた。

WHS(ワールドハンディキャップシステム)とは、どのようなものでしょうか。

WHSは世界共通の計算方法で、ゴルファーの実力を判定する、画期的なシステムです。
もちろん、算出されたハンディキャップインデックスは、世界中で使用できるので、
実力の異なるプレーヤーとも公平にラウンドすることができます。

若松ゴルフ倶楽部では、いち早く導入したことで、来場者が増えたと聞きましたが。

はい。導入したことで、月例競技参加者が20%も増えました。参加できない人もいるぐらいです(笑)
最近では、女性や若い世代の参加者も増えていて、大変賑わっています。
集客に悩んでいる、ゴルフ場には特にオススメですよ。

メンバーに好評な理由を教えてください。

ハンディキャップインデックスは、プレーしたコースの難易度を加味して算出しますので、今のゴルファーの本当の実力を示します。
今まで優勝したことがない方や、女性にも優勝する機会が増えたので、次回も参加しようという意欲がわいているのだと思います。

倶楽部ハンディキャップとの違いを教えてください

今城:倶楽部ハンディキャップは、所属しているゴルフ場での評価です。
本来ハンディキャップとは、個人の実力を判断するものですので、常に同じ値をであるべきだと思います。
コースによって難しさは違いますので、Aゴルフ場のハンデ「5」のプレーヤーと、Bゴルフ場のハンデ「5」は同じではありません。

今後どのように普及させていこうと思いますか

今城:若い世代をターゲットに積極的にメディアも活用していきたいと思います。
コロナ禍において、ゴルフ熱の高まりを感じています。特に若い世代にゴルフが広まったのは嬉しく思っています。
プロゴルファーとのハンディキャップインデックスを使用したアンダーハンディ競技など、若い世代に興味を持ってもらえる企画をメディアを通して発信していきたいと思います。
ハンディキャップインデックスを取得することで、モチベーションの向上につながり、もっとゴルフを楽しんでもらいたいと思います。